盛岡の東家でわんこそば100杯の夢が散り傷心のわたし。

温泉に入る前に腹を空かせようとやってきたのはこちら。

小岩井農場。
雫石方面に行くなら、行っておきたい観光地。
もう何度来ただろう。子供不在の小岩井農場は初めてだ。
荒ぶるポニーを眺め

愛想の悪い羊を眺め

牛乳とソフトクリームを食べた。

一見、仲良さそうな夫婦に見えるが冷戦中だ。
この牛乳、スーパーで売っている小岩井農場の牛乳とは中身が違い「生クリームかな!!?」ってくらい濃厚で甘い。
この旅で一番衝撃の旨さ。
ソフトクリームも、食べて良かった~!
小岩井農場を出て向かうは、国見温泉 森山荘。
石塚旅館の自炊部に泊まるつもりが、今は旅館部のみという。
「秘湯を守る会」会員宿になったこともあって割高感が…
そこで、石塚旅館よりも奥にある”森山荘”の自炊部(湯治部)に宿泊を決めた。

森山荘は国見温泉の一番奥に位置する宿で、十和田八幡平国立公園南口の秋田駒ヶ岳登山口のすぐそばにある。
石塚旅館のすぐ隣にあって、歩いても行けそうな距離だ。

車を降りた瞬間は小さなアブのような虫に追われたけど、それ以外は気持ちの良いところ。
まずは受付へ向かう。

受付があるのは旅館部と食堂のある建物。
入口には国見のわき水と…

天然どぶ漬けのドリンクコーナー!!

これにはテンション上がる!!
ジュースだけでなく、日本酒やビールも販売している。(自己申告制)
旅館価格にしては割安だ。
宿泊価格は以下の通り。

- 旅館部 一泊二食 11,370円
一泊朝食付き 7,300円 - 自炊部 一泊二日 4,650円
入浴のみは7時から20時までで、1階700円、広間を利用する場合は800円。
わたしは、自炊部に宿泊するときはその土地の食材を買い込んで炊事場で調理することが多いんだけど、森山荘の食堂は魅力的なメニューが多いので今回は手ぶらで。
受付を済ませ、夕飯は食堂で食べたいと伝えるとメニューを選ぶように言われた。
食堂での食事提供は18時で、事前に注文して用意してもらうシステムみたい。
わたしたちが到着したのは17時頃。食堂で夕飯をとるなら、チェックインが18時を過ぎそうな場合は事前に相談しておいた方が良さそう。
メニューは山菜、川魚、郷土料理のひっつみなど。

秋田が近いためか、きりたんぽ鍋まである!
注文を済ませると部屋へ案内してくれた。
受け付けのある建物の向かいには湯治部の建物。

この奥にはペット可のロッヂもある。


ペットいない人も泊まれるそうだよ~
ロッヂ(和洋2室・キッチン・トイレ付)の宿泊料金は、一泊二食付きで12,250円、素泊まり・自炊は1人一泊5,650円、ペット一匹につき1,650円。
で…

ここはたぶんキャンプ場。
キャンプ場入口と書かれたところから入って覗いてみたらこれしかなかったし、3張り(1人1,000円でおそらく入浴料込み)しか張れないサイトのようだから、たぶんここがキャンプ場なんだと思う…
ワイルドだろう~~~??
無料キャンプ場に負けない野趣あふれるサイトだな。炊事場とお手洗いがあるらしいけど、もしかすると宿泊客と同ものを利用するのかもしれない。
キャンプ場代金を払って車中泊した方が快適に過ごせるのではないだろうか…
宿泊する部屋は湯小屋のある棟だ。
内湯とお手洗い(男女共用・洋式水洗)のすぐそばの「梅の間」


うーーーーーん、イイね。
何にもない。
テレビどころか、電波もない。
国見温泉は電波がない。(石塚旅館も森山荘も、docomoだと受付周辺のごく一部で使えることもあるらしい。)
国見温泉には行きたいけど電波がないと困るという人は、盛岡駅周辺の宿を取るのが無難。
鶯宿温泉含む雫石周辺の宿はまず電波がないと思っていい。Wi-Fiあっても電波がなければ無力。
この棟には他に4部屋あった。
2号室と3号室は続き間になっていて、この日はひとつの部屋になっていたよ。




ちなみに、食堂の地下にある旅館部の部屋はこちら。

山を眺める広縁付き。
自炊部の炊事場は小さくシンプル。冷蔵庫はあるけど、プラグが抜かれてて冷えてなかった。







と言っても、流し・調理器具・ガステーブル・食器・洗剤・包丁など、最低限のものは揃っているから簡単な調理なら問題はない。
調味料は持参必須。
一通り見たあとは温泉へ。
わーい、温泉温泉~~~~

脱衣所にはロッカーと鏡。

国見温泉について何か書かれている…

3時間以上入浴者がいないと、温泉の表面が氷を張ったように湯花でいっぱいになるらしい!

国見温泉と言えば”緑色の湯”だけど、源泉は無色透明で、太陽の光に当たると温泉成分の藻の一種が反応(光合成)して緑色に変色するそう。
緑色の温泉というと、鳴子温泉の西多賀旅館もそうだったな。西多賀旅館の源泉も光合成しているのだろうか…

泉質は、含重曹土類硫化水素泉(含硫黄・ナトリウム・炭酸水素塩泉)で源泉の温度は53度。
扉を開けると大きな湯船に黄緑色の湯!!

3人くらいまでならゆったりと入れそうだな~
洗い場は湯舟手前と湯舟の奥に1か所ずつあります。


硫化水素泉の宿としてはシャワーのお湯の出は良い方だし、石鹸とリンスインシャンプーもある。
して、とにかくお湯が良い。
41度~42度くらいだろうか。源泉かけ流しでも湯温バッチリだし、柔らかな感触。硫黄臭にほんのり石油系の香りが混ざっている。
底に溜まった湯花は初めて感じるシャリシャリ触感。
ゆっくり浸かって、少し涼んで、またゆっくり浸かって、涼んで、頭からザブザブ温泉かけて、また温泉に浸かる。
至福・・・
はぁぁ、至福・・・
西多賀旅館と似た雰囲気ではあるけど、あのワイルドさ(アツい&強いあぶら臭)に比べたらまぁ上品。


国見温泉の湯は飲泉も可能で胃腸にきくらしい。
色のわりにそれほどクセのない味だった。塩味が少ないからかな。苦渋。
湯上りは汗が噴き出ることもなく、サラサラとして快適。いやぁ~かなり気に入った。
今まで入った温泉で3本の指に入るくらい好みかもしれない。
西多賀の湯のお隣、東多賀の湯と同じかそれ以上だな。
湯上りは食堂へ。

わき水(沢水?)にどぶ漬けされているた瓶ビール(大)を1本ずつ持って席に向かう。
とりあえず飲むべ!!

注文していた山菜3点盛りもすぐ出てきたよ!!
なんて快適なんだ!!
風呂上りのビール!!何もせずに、何も言わずに、山菜料理が出てくる!!
ここは楽園か!!?

山菜3点盛りは
きのこおろし

きのこの品種忘れちゃった。雫石の道の駅にも売っていた。あみたけかな~?
わたしのおじいちゃんも山でとってきてたな。
ふきの煮物。

みずとぜんまいの酢味噌かけ。

お値段600円なのにたっぷりな量で、2人でつまんでも十分楽しめた!
山菜と一緒にいただくのは、いわな骨酒。

初めての骨酒!
アツアツな日本酒の中に、おいしそうに焼かれたいわなが入っている…

酒器はすり鉢のような器にぽってりとした青色の釉薬が美しい。
雫石のどこかの窯の作品かな?と調べてみたけど、わからなかった…
この形、片口すり鉢っていうんだね~

セットのぐい呑みも。
秋田近いし、もしかしたら海鼠釉の楢岡焼ではないだろうか…

こんな山奥で、こんなにステキな酒器で、いわな骨酒が初体験できるなんて嬉しいな~~~
夫は”はっと鍋定食”を注文していた。

お昼にガッツリわんこそば食べたのに、夜にはちゃんとお腹が空くんだな。
わたしはつまみとビールだけでお腹いっぱい…
定食には小鉢や漬物も付いてくる。

ひとり一匹、ヤマメの塩焼きもいただく。

しょっぺぇぇぇーーーー!!!!
しょっぺぇ!
酒がススム~~~!!
骨まで食べられます。

素朴でおいしい肴に大満足の夜。
この日は、寝るまでにあと2回内湯を利用したかな。
長くなったので、混浴など翌日の日記は次の記事にまとめます。
翌日▶岩手【国見温泉 森山荘】2日目!混浴露天風呂と浴槽一面の湯花と朝ビール
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